IMF(国際通貨基金)とIBRD(世界銀行)

おはようございます、Kintarooです。

IMF(国際通貨基金)とIBRD(世界銀行)って、

何が違うんでしょうか。

【IMF(国際通貨基金)】
IMFの役割は、<国際収支が極度に悪化した国への緊急ドル融資>
です。
日本はIMFにお世話になったことはありません。
例えば、
英国IMF危機(1976年)
アジア通貨危機(1997年)
ギリシャ危機(2010年)
などなど。。

アジア通貨危機やギリシャ危機はなんとなくイメージがついてたんですが、1976年のイギリスは意外でした。

どんな背景があったのでしょうか?

結論からいうと、
1、英国病
2、ポンド暴落
3、石油ショック
このトリプルアタックでIMFの融資が必要になったとされています。

つまり、<ゆりかごから墓場まで>をスローガンにしたイギリスの手厚い社会保証制度による勤労意識の低下や、産業保護政策によるイギリス経済学の低迷によってポンド安は続き暴落。そこに石油ショックが加わり、IMFの融資が必要になった、というわけです。

【IBRD(世界銀行)】
IBRDの役割は、戦災復興と発展途上国への援助です。これにはかつての日本もお世話になりました。

例えば東海道新幹線や、首都高、東名高速など実に31のプロジェクトが世界銀行によって成り立ちました。

【出資元は?】
IMFもIBRDも出資元はアメリカがメインバンクとなっていますから、親米政権は融資を容易に受けられますが、反米政権は融資を簡単にはもらえません。